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2017WLセルビア大会観戦の旅6~セルビア対ベルギー

USAに快勝したことで
あとはもう、余裕の戦い!
なんて思っていたベルギー戦。
この日、思いもよらぬ結果が
待ち構えているとは全く持って考えもせず、
私にとってのドリームチームを
見られる喜びに胸をときめかせ
第一試合からウキウキで
会場入りしました。

USA対カナダの試合の合間には
ミリュコビッチも参加しての
観客を交えたゲームもあり、
お祭り感をアピール。

セルビアもいろいろと
試行錯誤して
観客獲得を目指しているよう。
ゲームに勝てば
携帯電話がもらえるとかで、
友人はかなり食いついていました。

そんな前座からのメイン試合。

選手たちの
ホームでプレーできる喜びが
全身から伝わってきます。

国外でプレーする代表選手たち、
昨日に引き続き、
いいとこ見せたいところ…

なのに、この日はどうしたことか
ベルギーのペースに飲まれ、
全くセルビアらしさを出すことができませんでした。

ペトリッチ、アタナシエビッチ、
クルスマノビッチと
多少スタメンを変えて来たことで
上手くかみ合わなかったのでしょうか…

昨日ミラクルを起こした
クルスマノビッチも
期待値が大きかっただけに
物足りなさを感じずにはいられず、
結局ひざの調子の思わしくない
ポドラスチャニンに交代。

アタナシエビッチもスタメンだったのに
ルブリッチへ移行。
それでも結局、流れは取り戻せず、
あっさりと勝負は着いてしまいました。

サムデローの怖さは知ってたけど、
でも、それにしても
ベルギーにこんなあっさりと
負けてしまうとは…

昨年の金メダル獲得なんて
今年の勝負には何の意味もない。
もう一度、チームが一つになるためには
敗北もいいスパイス。
早いうちに味わえて
よかったのだと思うことにしたのでした。

7へつづく…

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2017WLセルビア大会観戦の旅5~セルビア対USA

ノビサド2日目は早速観戦!
まずはカナダ対ベルギー。

いい席を狙ってこの第一試合に合わせ
早めに来場すると、
競争相手はわずかに2人組の青年のみという
ガラガラな場内。
おかげさまで選びたい放題の中、
いい席を確保できました。

1試合目の途中
ぞろぞろとやってくる第2試合のセルビア選手たち。
ふとエンド側に目をやると…
このツーショット!

昨季JTの監督とエース、
ブコビッチとルブリッチ。
おー、何だか嬉しそう~♪
2人はどんな話をしているんだろうか…
気になりながら
何度もチラ見してしまいました。

そんなこんなで始まった
私にとってメイン試合の
セルビア対USA。

どちらかというと
セルビアにとって苦手なイメージのある
アメリカ。
この初戦が
セルビアにとって運命を分けると
私は考えていました。
ここに勝てれば今年もイケる!
と、踏んでいたのですが…

ふたを開けてみれば
全く意味のない予想だったことが判明。
というのも、アンダーソンも
ラッセルもお休みで、
若手育成真っ只中。

そうか、そうだよね、
五輪後のWLだもん、
ここでガチで来る方が不思議だわ…。
自分の読みの浅さを反省しつつ、
アメリカの若手選手陣のお手並み拝見と
させていただきました。

アメリカの若手スパイカーは
粗さがあるものの、
勢いが凄い。
これ、経験積んだら、
怖そうだな…
そう思いつつも、
彼らのミスに大分助けられ、
セルビア余裕の展開。
クリステンソンがいても、
難しいものは難しいのか…
ここ最近、負けなしのルーベで
彼をずっと見ていたので、
苦戦するクリステンソンが
ちょっと新鮮でした(笑)。

セルビアもベテラン2人、
スタンコビッチとロシッチは
しっかり休養。
代わりにミドルは
クルスマノビッチ、
リベロはスクンドリッチ。

いやー、セルビアのミドルって、
どうしてこんなに素晴らしいんだろう!!
と心から思わせられた3セット目。
クルスマノビッチがコートインするや否や
見事なブロックを披露し、
その後もサーブでエースを取るなど
素晴らしい活躍を見せてくれたのです。
いやー、彼も持ってる!
今までこういう役割を
オコリッチがやっていたのに
また新たなスターが誕生!!

リシナツ、ポドラスチャニン、
スタンコビッチと、
第一線で活躍できるミドルが
揃っているのに、
オコリッチにクルスマノビッチ。
セルビアには
いいミドルがあふれ
本当にもったいないと思うのでした。

あと、もったいないと思うのは
オポジットも同様…

スタメンで登場したのは
ルブリッチ。
でも、2セット目、
アメリカにリードされてからは
アタナシエビッチにスイッチ。
ここにはどういう意図があるのか…!?

昨年のWL金で成功したことで
ルブリッチ推していこうという魂胆か、
それとも、もう交代の時期なのか、
逆に、まだまだ若手育成なのか。

どちらにしても
贅沢過ぎるミドルとオポ。
あ、サイドだってそうか!
第一線で活躍する
イボビッチ、コバチェビッチ、
ペトリッチがいる。

魅力的ないい選手が揃っている
今のセルビア代表。
もしかしたら今が一番、
好きな選手が揃った、
私にとっての
ドリームチームなんじゃないか!?

アメリカに快勝し
笑顔を披露するセルビア代表を見ながら
そう確信していました。

6につづく…

 

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2017WLセルビア大会観戦の旅4~ノビサドへ

ベオグラードでの一日を堪能し、
翌日はいよいよ試合会場のある
ノビサドへ。

あんなに晴天だった昨日に反し、
早朝は大雨。
この中で移動は大変だわ…
と思っていたのもつかの間、
あっという間に雨は上がり、
昨日と同様の太陽の輝きが
戻ってきました。

そういやぁ、セルビア1回目の時も
晴天からの土砂降りだったっけ。
アイルランドでもそうだったけど、
ヨーロッパって、一日のうちの
天気の変化が激し過ぎる!

今回、別旅程で
観戦に駆け付けた友人は
早朝の晴れ間のうちに
カレメグダン公園に行ってしまったそうで、
突如不降り出したこの大雨に
にっちもさっちも行かなくなり、
しばらく動けなかったそうです。

なんとまぁ、かわいそうに…

そんな災難な友(笑)と
ベオグラードのバスターミナルで
待ち合わせ、
一緒に高速バスで
ノビサドへ向かいました。

・・・と、ここからはこんな流れで
友人と泊まるホテルも同じところだし、
行程も、バレー観戦する部分は同じ。
部分部分でそれぞれに
現地の友人との約束があったり、
別行動はあるもの、
大まかな流れは一緒。

だからまったくもって
一人旅感ゼロ(笑)。

セルビアの旅を堪能するというよりも、
バレー観戦に、
友人たちとの時間にと、
日常と変わらない行動パターン。

穏やかなセルビアの空気の中、
下手すれば地元より
リラックスしている気も否めず、
3ヶ月の欧州旅の緊張感が
ちょっと欲しくなるくらい(笑)
心地の良い時間を過ごしていました。

5へつづく…

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2017WLセルビア大会観戦の旅3~ベオグラード

Simを手に入れたらそのまま
ベオグラードの中心街
クネズミハイロ通りをまっすぐに。

途中、通りに並ぶお店に興味を奪われ、
雑貨を見たり洋服を見たりと
気ままな散歩道を進みます。

5月末のベオグラード、
初夏とは思えぬ暑さで
若干ぐったりしながら
突き当りのカレメグダン公園へ到着。

あまりの暑さ、
予想以上に体力を消耗し
木陰で一休みすることにしました。

周りには同じように休憩中の
セルビア人がいっぱい。
みんな語らいながら
美味しそうにアイスを食べています。

子供や若者だけじゃなく
おじさんもおばさんも団体でアイス。
私はアイスよりも水分を欲し、
露店でお水を購入しました。

ニーハオと挨拶してくるお店のおじさん。
ここは日本人のプライド(笑)、
ちゃんと訂正すべく、
日本人であることをアピールします。
すると、急にドドド…っと喋り出すおじさん。
日本のことが好きらしく、
親戚が日本に行ったことあるんだよ!
日本の酒は美味しいよね~と、
多分そんなことを
セルビア語で話していました。
多分…
半分は想像での解釈ですが…(笑)

それでも、一人旅人にとって
楽しい時間であることは確か。
セルビアを旅すると
こういうやり取りが必ずあるので、
あっという間に溶け込んだ気分になれます。

ホントに来れば来るほど、
セルビアが好きになる…

このカレメグダン公園も
訪れるたび来てます。
それでも、何度見ても
この景色は私にとっての絶景!

視界に入りきらないくらいの
空と緑、
そして大きな川。
こんな素朴な美しさが、
いつも待っていてくれるのです。

ただ・・・
やっぱり日中は暑い・・・

眺めていたい気持ちもありますが、
ここから始まる観戦の日々、
万全な体調で臨むことの方が大事!

体力の消耗を懸念し、
再会を喜んだのもつかの間、
後ろ髪引かれる思いで別れを告げ、
公園をあとにしたのでした。

4へつづく…

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2017WLセルビア大会観戦の旅2~セルビア入り

ドキドキしながら向かう
トランジットのアブダビ空港内。
またいつトラブルがあってもいいように
心構えをして向かいます。

順調にいくことが当たり前!
と思ってはいけないという教訓を
あのときに得たお陰で、
一つ一つのフライトに
感謝するように(笑)。

無事に飛んでくれる有難さ…
そんな気持ちを持っていると
残念ながら(⁉)トラブルは逃げていくようで、
何事もなく、飛行機はセルビアへと
飛び立ってくれました。

英語が大の苦手で、
聞き取れないし話せないし、
学生時代から散々な語学力だった私。
観戦ツアーを始めた当初は
一人で海外に行けるタイプの人間で
全くもってなかったのに
気が付けばトラブルも
来るなら来い!と大きく
構えられるようになりました。

思うに…日本人は
中学生までの英語で十分、
旅をすることはできます。
怖がっていた私がいうのもなんですが…(笑)
ホントに!

アブダビで足止めを食らったときは
幸運にも友人と一緒でしたが、
それでも3人して誰も
まともに英語が離せなかった…(笑)。
でも、なんとかなりました!

昔母がこんなことを言っていたんです。
窮地に立たされた時には必ず、
誰かが助けてくれるようにできていると。
旅の途中で盗難に遭い、
無一文で四国から長崎へ
帰ってきた武勇伝を持つ母と同様、
たまたま近くにいた人が、
たまたま担当してくれた人が、
たまたま耳にしていた情報が
ピンチを救ってくれたという
数多くの経験が私にも。
だからこそ、逆に
誰かが困っているときは
助けてあげたいという気持ちにもなり、
旅をすることで人は
思いやりを持てるようになる気がして
こんなフリーな旅をいろんな人に
勧めていきたいと思うのでした…。

と、そんな強気な思いで、
2年ぶりのセルビア到着~!

Ciao~~~!!

早朝6:00のベオグラード空港から
バスで市内へ出て、
バスターミナルそばのホテルにチェックイン。

朝早いし、チェックインは
難しいかな?と思い聞いてみたら
もちろんOKだよ~と
ヨボビッチ似のレセプションのおじさん。
おかげで長時間フライトで疲れた体を
ちょっとだけ横にして休めることができ、
お昼前には元気に
クネズミハイロ通りへと繰り出せました。

まず向かったのは、携帯ショップ。
セルビアのナショナルチームの
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何をしに来たかというと…

お目当てはSimカード。
さすが通信費が安いセルビア、
300円ほどでネット用1週間分の
通信を確保できました。

海外に出て困るのはWiFi問題。
ホテルや公共交通機関だけでも
十分使えるからなくてもいいけど、
でも、会場とか観光中に使えたら便利!

器械に疎い私ですが、
アイルランドでiPhoneを失くし
代わりに中古の安いiPhoneを買って
Simを現地で調達したことで、
この便利さに気付くことができたのです。
あの時は最大のピンチで
超落ち込んだけど、
あれがきっかけで知りえたこの方法。
これも必要だった経験!?

それに心底うなずいたのは
また、もうちょっと後の話…
あんなに最悪な出来事だったのに
あの時、携帯失くしてよかった!と
思えたほど、
旅の経験はどれも無駄じゃない!
と確信する経験が
この数か月後に待っていたのでした。

3へつづく…

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2017WLセルビア大会観戦の旅1~出発

3ヶ月間のヨーロッパ旅行真っ只中、
旅で気が大きくなっていたのでしょうか…
セルビア人の友人から
「今年のワールドリーグ、
セルビアに来るの?」と聞かれた際、
二つ返事で「うん!」
と答えてしまった私。
このとっさのひとことで、
このセルビアの旅は決まりました。

いや、もちろん
「やっぱり行けない…」と
訂正することもできたのですが、
ここには頑固者の私のこだわりが(笑)。
というのも、
バレー観戦を始めてから
「言葉に責任を持つ」ことを
大切にしてきたので、
行くといった以上、
それを守り通したかったのです。

一個の適当な発言が
適当な自分を作っていく…。
そんな強迫観念に近い思いに加え
「自分の発する言葉に
嘘偽りがないように」と
心掛けるようになって以降、
自分の取り巻く世界が
本当にいい方向に
変わった実感を得ていたので
なおさら従わずには
いられなかったのでした。

そんなわけで、
言ってしまったからには
行くしかない!(笑)
若干こじつけにも聞こえる
こんないい訳を持って旅は決定!

5月半ばに3ヶ月の旅から帰国し、
日本の友人にあいさつ回りをしていたら、
あっという間にもう出発。
5月30日には再び、
成田空港から飛び立ちました。

今回もお馴染み格安中東系の
エティハド航空。

機内では、まずはおつまみのサービス。

カラフルなおかき!

そして続いてディナー。

間を挟んで朝食。

かれこれ4度目となる
エティハド航空でのセルビアの旅は
順調にスタートしました。

毎度毎度、エティハド機内の寒さに
凍えていた経験を活かし、
今回はちょっと厚手の上着と
ストールを持ち込み。

が、今回は予想外に寒さが穏やか。
いつもならひざ掛けで
全身を覆いつくしてないと
寒くていられないのに
まぁ、なんとかなる感じ。
とはいえ、この時の私は
ちょっと風邪っぴきだったので、
持ち込んだもの全てをまとい、
気温30度超えのアブダビを想像し
温かくして向かいました。

おかげで風邪の悪化は
免れたようで、
元気にアブダビ到着!

あぁ、ここへ来ると蘇ります。
あのトラブル…

3年前、ここから乗り継ぐはずの
セルビア航空の機材に問題が発生し、
1日半、足止めを食らったあの思い出(笑)。

さて、順調に進んでいる今回、
ここから飛行機は無事に
セルビアへと飛んでくれるのか!?

2へ続く…

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2017欧州3ヶ月の旅67~旅の終わり

予定していた
全ての観戦を終え、
私の観戦の旅は
終わりを迎えようとしています。

一足早く日本へ帰る友人を見送ると
私はもう一泊を、
ここチビタノーバで過ごすことにし
海辺のホテルに移動しました。

海を求めて潮風の中を歩き出し、
軒を連ねた海の家の
通路を通れば
目の前には青い海!

チビタノーバって
こんなに素敵な海が
見られる場所だったのねー!
かれこれ5回以上も来ているのに
恥ずかしながら
こんな素晴らしい景色を見たのは
初めて。

人気のないビーチ…
まるで私のプライベートビーチ!(笑)
青い空、蒼い海、
白い波、白い砂浜…
誰にも邪魔されず
この景色を独り占めできるこのひととき
最高に贅沢な時間でした。

旅の最後、ゆっくりと
思い出を振り返ろうとしますが、
3か月間にあまりにも
いろんなことがあり過ぎて、
3か月前のことが
なかなか思い出せません。

毎日が刺激的で
私にとっては非日常の日々で、
ワクワクがいっぱいあったのに、
そんな日々が思い出となって
すぐ取り出せるところに
あると思ったのに…

海を見ながら
何かしら胸を突き上げるような思いが
湧いてくると思って
それを受け止めたくて
ここに来たのに、
なぜか感情が見えてこないのでした。

帰りたくない…とも
帰りたい…とも思わない自分が
とっても不思議。

いつの間にか
渡り歩く生活に
違和感を感じなくなって、
どこにいても自分のペースを
保てるようになったという
ことなのかもしれません。

これからまたすぐにでも
旅を始められそう…

だけど、
今シーズンは終了。

もうこの先には
期待もなければ、心配もない。
ワクワクもドキドキも…
なんにも…

あるのは「無」の心だけ。
この空と海と同じまっさらな心で
景色に溶け込んでいるようでした。

翌日早朝、
チビタノーバから
ローマ空港へバスで移動。

最後、空港の免税手続きに
2時間要してバタバタしましたが、
無事に出国できほっと一安心。
結局、最後まで
思い出にふける間がありませんでした。

3か月間のヨーロッパ旅行が
これで完結。
いやー、
最初から最後までバタバタだったー(笑)。

日本へのフライトの中
静かに蘇ってくる思い出を
少しずつ振り返りはじめたら
次々にいろんなシーンが
溢れてきました。

観戦した試合、
見てきた選手、
食べてきた料理、
泊ってきた宿泊先、
歩いてきた道、
触れてきた友人…

それぞれのシーンで
感じたことも
ようやく蘇ってきて、
そんな思い出の中に
自分らしさが見えてきて、
ふっと笑みがこぼれるのでした。

[完]