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フランス・ドイツ・イタリア・3ヶ国バレー観戦の旅16~ピアチェンツァvsペルージャ

4月12日(土)
3日前の試合の興奮が冷めないまま
セミファイナル3戦目。
今回はピアチェンツァのホームで、
ペルージャを迎え入れ対戦します。
1-1から一歩リードするのはどちら・・・!?

試合開始17:30、
開場16:30をじっと待ってはいられず、
チケットを買う必要もないのに、
16:00前には会場入口へ到着しました。

fu 014s

きっと長い戦いになるだろうと予想し、
エネルギー補給のポテトチップスを購入し、
観客席へ。

fu 017s

エンド側の指定席は全て完売だったので、
今回はサイドの自由席です。
エンドからのボールの動きを見るのも好きなのに、
ついついサイドに座ってしまうので
これはいい機会でした。

 

開始40前にはピアチェンツァが、そして
30分にはペルージャがコート入り。

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ピアチェンツァはいつものように
円になってサッカーのように
ボールを蹴りながらウォーミングアップをしています。
これは自由参加のようで、いつものように
ベットーリはひとり黙々と準備。

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前回は出場機会が少なかった分、
今回はプレーを見れるかな・・・

ピアチェンツァもペルージャも、
オポジットは身長200cmでともに22歳。
それぞれイタリア、セルビアの代表として、
これからの成長、活躍は期待されている存在です。
だけど、タイプはまるっきり違う・・・
クールに見えて、奥底に熱い闘士を秘めた
ルカ・ベットーリが「月」ならば、
ペルージャのオポジット、こちらは「太陽」!?

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すっかりチームの柱となり、
責任を負いながらも決して潰れることなく、
期待に応え続ける
アレクサンダル・アタナシエビッチ。

今日の対決は、どちらに軍配があがるのか・・・

また、ベットーリの控え、ルルーも、
活躍の場があるのか・・・

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フランス代表のオポジット、
ルジエの控えとして代表にも登録されているルルー。
こちらも個人的に活躍が楽しみなのでした。

コートの端ではシモンとズラタノフの
2人息の合ったストレッチ風景。
言葉を交わすことなく同じ動作を、
同じタイミングで行っています。

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見事にぴったりで、こういうところも
コートの中でのプレーに関係しそう・・・と、
勝手に深読みしてしまうのでした。

公式練習が終わって、
ベンチでユニフォームに着替えると、
いよいよ試合開始です。

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さぁ、肩に力の入る2時間・・・
今回はどうなる??

 

ついつい、期待が高まって、
前回のような戦いを期待していたら、
これまた予想外の展開に・・・
第一セット、完全なるピアチェンツァペースでスタートです。

デセッコのトスの振り方が、
エンドから見たら分かりやすくて、
本当に面白い!
どこまでもブロックを振り、
打ちやすいところにトスを上げているのが分かります。
しかも迅速で無駄な時間がない・・・
よく見えてるなと・・・改めて感動しました。

やられるがままのペルージャ、
どうした、どうした?
やっぱりこれが今の力なのか?

3日前にMVPを獲ったブッティも、
なかなか決めきれず、もどかしい・・・
ビヨビッチも、ペトリッチも、
今ひとつ決めきれず悔しさが残ります。
結局、そのまま流れは変えられず、
第一セットは25-12という大差で
ピアチェンツァが先取しました。

 

しかし、第2セットは序盤からペルージャペース、
やれば出来るんだ!と、
前回の試合が幻ではなかったことを確認します。

ペルージャの得点源、
アタナシエビッチを止めさえすればいいと分かっていても、
決めさせてしまうピアチェンツァ。

fu 022s

止められない悔しさや、
勝利に対する貪欲な思い、
それが抑えられず、
事あるごとに判定に対して抗議する
キャプテンズラタノフ。

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彼の思いはとても強く伝わってきて、
周りのサポーターやファンも、
背中を押すように、声援を送っていました。

が、ここホームではそれが通用するのですが、
アウェーではこれが命取り。
そう、ペルージャでの試合でも彼は
このように抗議を繰り返し、
最後にはペルージャの観客から、
まるで犯罪者のように、
ヤジを受けていました。

たかが試合のちょっとした抗議。
しかし、たとえそれが正当であっても
食ってかかるホームの観客たち。
お隣のおじさんは立ち上がってズラタノフを怒鳴りちらし、
勢いで私の腕まで殴っても、
全く気づかないほど熱くなっていました。

レギュラーシーズンとセミファイナルは
全然違う・・・
選手も観客も熱過ぎる・・・
イエローカードは当たり前、
レッドカードまでも出てしまう試合。
しかしそれだけでは終わらず、
選手同士の言い合いもあるし、
観客の個人的な攻撃もある。
観客から怒鳴られ、悲しい顔をしていたズラタノフの
あの切ない表情を見たら、
胸が締め付けられるほど痛くなり、
大好きなセリエの試合で、初めて恐怖を覚えました。

そしてそんな思いから3日後、今回もここペルージャでも
同様の自体に。
今回の標的はアタナシエビッチ、
彼のちょっとした抗議が観客の反感を買い、
彼が観客を盛り上げようとする度に、
ピアチェンツァファンから
大きなブーイングが起こっていました。

恐るべしイタリアバレー。
だけど、これが嘘偽りない、
素直な気持ちの現れなのかもしれません。
日本は思っていても言わないし、
発散できず、そのまま根に持つこともある。
だったらここでスッキリさせて、
持ち越さない方が
スポーツ観戦の正しい理念なのかもしれない・・・
揉める試合の中で、そんなことを考えていました。

 

第2セットをペルージャが獲れば、
やはり第3セットはピアチェンツァの反撃。
シモンのクイックはもちろん、
フェイも負けず劣らず勢い抜群。
こんなに良かったっけ?と
失礼ながら思ってしまいました。

スタメンだったベットーリも結局
ルルーに代わり、
今回はブロックが冴え渡ります。
パピは相変わらず安定して上手く打ってくるし、
ズラタノフは熱くなっている分、
スパイクにも魂がこもっていて正面から見るとさらに恐怖。
サーブも見ていると、予想外の方向に飛んできて、
エースはもちろん、効果率の良さにつながるのが頷けます。

ピアチェンツァはやっぱり、みんなただ者じゃない・・・
そう思わせられました。

 

そして第4セットはペルージャが反撃。
ブッティのクイックも決まり出し、
ピアチェンツァを16点で押さえて獲得。

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今回も第5セットへと突入しました。

 

第5セットはベットーリがスタメン。
これまで溜めていたエネルギーを
すべて発散するかのように
迷いなく打ち込んでいます。
ここぞというポイントを逃さず、
効果的なサーブも。
ベストスパイカー賞を獲ったヨーロッパ選手権の時に見た
あの強気なベットーリの姿がありました。

ペルージャ目線で見ると憎きベットーリ。
しかし、このプレーは心揺さぶられるものがあり、
それはそれでまた嬉しいもの。

だけどそのせいでペルージャが
敗北を喫してしまったとなると・・・
ひとことでは言えない深い感情が
ぐるぐると巡っているのでした。

試合はフルセットでピアチェンツァの勝利。

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おめでとうピアチェンツァ。
そして13点まで粘ったペルージャにも、
心から拍手。

本当に、いいチームになったな・・・。
みんなで喜び合うブロックデビルたち(*)
たくさん喜びを与えてもらい、心から感謝です。

こんなにも応援したいと思えるチームに巡り合えた幸運。
残り少ないシーズンを最大限に見られるよう、
応援していきたいと思ったのでした。

17へつづく・・・

*ブロックデビルとはペルージャの愛称です。

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