パドヴァでの思い出巡りを終え、
早めにホテルに戻って洗濯。
夜に時間があるときに
乾きにくいものを
早いうちに手洗いしないと
服のローテーションが
滞ってしまいます。
そんな作業にも時間が取れ、
有意義なパドヴァ滞在。
翌日は、よく通った
大好きなカフェで
朝ごはんをいただきました。
大好きなここのカプチーノ、
そして一緒に、
大好きなズッキーニの入った
クロワッサンサンド。
あぁ、この味・・・
一口目から
フワッとした心地よさが広がります。
変わらない美味しさ、
だけど変わってしまった価格・・・
若干価格が上がっており、
ここにも時の経過が
現れていました。
私も街もお互いに少しずつ
変わったことを確認し、
これまでの感謝と
お別れをパドヴァに告げたら、
次なる目的地は
バッサーノ・デル・グラッパ!
列車に1時間ほど揺られたら
そこはもう自然豊かな街です。
なぜ、ここに来たかったのかというと・・・
そう、この景色!
これがまた見たくて。
あいにくの曇り空で、
山と川がぼんやりしてますが、
この場所のゆったりと流れる時間に、
身を委ねたくなったのです。
ちょうどトレントで時刻表を見ていたとき、
バッサーノとの直通列車があることを知り、
このルートを提案。
良い機会に恵まれました。
バッサーノ駅を出たらまっすぐ歩いて
中心街を通り、ポンテベッキヨへ。
見たかった景色を
誰にも邪魔されることなく
心置きなく見たあとは川岸へ移動。
ここから眺める橋も、
趣があってなかなかいいものです。
川岸には鴨の姿も。
水の流れと鴨の動きを
ぼーっと観察。
平日の昼間っから
何にも縛られずのんびり過ごすこの時間、
仕事に追われヘトヘトになっていた
ついこの1週間前の自分を思うと、
とても贅沢な時間です。
日本のみんなは働いているのに
私はこんなことしていて
いいのだろうか・・・
そして私は、
いつまでこんな生き方ができるのだろうか・・・
たまには我が人生についても考える、
一応、悩めるアラフォーなのでした。
・・・と、考えつつも、
今の頭の中はバレーでいっぱい。
先の後悔を心配して守りに入るより、
今を楽しむチャレンジをしよう!
ということで選んだ
ポテトチップスのカルボナーラ味!
無難に塩味にするかと悩みましたが、
ここは思い切って冒険してみました。
結果は・・・
うーん。。。
これも良い経験!ということですかね(笑)。
バッサーノからは小さいながらも
清潔感のある列車で2時間。
徐々に山々の密度が高まってゆきます。
時間通りにトレント駅到着!
んー、ここはこんなに晴天!
気持ちいい~!!
気が付けば今シーズン3度目のトレント。
ホテルでも、つい数日前に
宿泊してたことがわかったらしく、
パスポートはいらない・・・と、
ニコニコと通り越して
ニヤニヤ顔のレセプションのおじさん。
このくらいの笑顔だと、
こっちも釣られて反応が、
「えっ、いいの~!?」と
大げさになってしまいます。
パドヴァからのトレント。
今の私には、こんな田舎の雰囲気が
自分に合っているような気がしました。
(16)へつづく・・・