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SerieA1 PlayOff観戦の旅(18)~Trento vs Perugia/5.1[2]

第3セット。

正直諦めかけていたセット・・・
ですが、
トレントのミスに助けられて、
ペルージャはリードしてゆきます。
ようやくいつもの
ペルージャらしさが
出てきた感じで、
道は繋がるかもしれない!
そんな希望が生まれました。

そのペルージャペースに、
トレント観客は
黙っているはずもなく、
ペルージャのサーブ時には
これでもか!というくらい
ブーイングの嵐。
ここまでくると、
妨害でしょ!
と言いたくなるほどに。

それでも、逃せないチャンスを
手にしているペルージャ、
アレックスはこの場面で
サービスエースを披露。
スパイクで貢献できない分、
サーブにその気持ちが
現れていました。

リードを覆せないトレントは
ここでジガドヴォに替え、
ジャネリを投入。
19歳の若きセッター、
でも、彼にレギュラーラウンドは
やられてるから
油断はできない・・・

と思いつつも、
今回のような
プレッシャーのかかる試合では
流石に経験がモノを言うでしょ。

正直油断してました・・・
そして交代早々、
イタイ目に遭いました・・・

彼のサーブは見事エースに。
出場機会が少なくても、
強豪チームでプレーしていると、
度胸も備わるのか。
全くもって油断してはならない
交代でした。

そのまま彼はセッターとして
中盤以降コートの中へ。
彼はジガドヴォと打って変わって、
確実な献身的なセットアップ。
こんなベテランを操る
19歳を見ながら
イタリアの将来を
恐ろしく思いました。

が、ここはなんとか
逆転劇を作らせず
ペルージャがゲット。
2-1と
なんとか一つ取り返しました。
そして続く第4セット。

追いかける展開の
ペルージャを見ながら
今度こそ終わり・・・と
何度も思いました。

デセッコがうまく
ブロックを避けても
楽な状況でありながら
決められないアタッカー陣。
今日はこの人!というのが
残念ながら一人もいないのです。

ラリーからの簡単な返しも
凡ミスにしてしまったり・・・
ブエビッチには疲れも見えました。

でも、唯一気持ちはまだ
消えてなかった・・・
追いかけながらも
デュースに繋げて逆転。
そしてセットを連取!
背水の陣からの2-2と
取り返したのです。

もしかしたら、
もしかするかもしれない・・・

期待と恐怖が
どちらも高まり過ぎて、
心臓はバクバク・・・
胸が、く、苦しい・・・

それを応援で発散させる
我が道をゆく
ペルージャファンの私を見て
お隣のおじさまは
笑っていました。
ついに迎えた運命の第5セット・・・

IMG_7872a

序盤からリードされたペルージャ。
2点3点差を追いかけ
追いつこうと必死です。

ここで取り切れれば
ファイナルへ!
ミスが多いアレックスも、
決して気持ちは折れることなく、
寧ろ前向きに攻撃的に
戦っています。

際どい判定には
自ら「ビデオチェック」の要求。
ただ、あまりに
チェックの要求をするために、
監督グルビッチには
スルーされることも
多々ありました。

10点へと先に到達したトレント、
多分このまま逃げきれると
会場の誰もが望んだでしょう。

しかし、ペルージャはそうは
させなかったのです。
一点差で迎えたフロムのサーブ。
これまで何度も
弾丸サーブを披露してきた彼、
しかし、まだメンタルの弱さゆえ、
こういう場面では
なかなか決めることが
できずにいました。

きっと今回も・・・という反面、
祈りました。
ここで弾丸サーブが見たい!と。
ここで攻められたら、
もう立派なセリエの
一流プレーヤーになっている
証拠だと。

そして、、、
放たれたそのサーブは、
望み通りのエースに!

やりましたー!
ドイツ代表24歳
クリスチャン・フロム。
ここでサービスエース!!

これが見たかったーーーっ!!

リーグの始まった当初、
レセプションでも安定せず、
攻撃も波があった彼、
でも、リーグを通し、
そしてプレーオフを経て、
ホントに本当に成長しました。

ペルージャに
彼が入ってきてよかった。
これが見られた時に
改めてそう思いました。

デュースへと持ち込み、
命をつないだペルージャ。
ここからの展開、
デセッコが仕掛けた攻撃は
信頼を寄せる
アレックスへ託されます。

そしてそのスパイクは
クロスコースに
力強く打ち付けられコートイン。
これで15-15、
ついに追いついたのです!

が、、、

このスパイク、
トレントの要求で
ビデオチェックに。
インの判定、
これはアウトではないかと。

副審がビデオの確認へ移動します。
その数十秒の間、
両手を組み祈りました。

コートの中のアレックスも
祈ってました。

ほんの数十秒・・・
でも、その間隔は
とってもとっても長く感じ、
副審が動き出すまで
生きた心地がしません。

とにかく早く戻ってきて、
インの判定を・・・・

そして戻ってきた副審。
出した表示は・・・

「アウト」。

・・・

観客席を立ち上がり
コートに詰め寄る
トレントの観客たち。
おじさんだっておばさんだって
嬉しさのあまり
感情のままコートのそばに立ち並び
喜びを体中でアピールしています。

選手はもちろん、
抱き合い、
全身に歓喜が溢れています。

その一方・・・

向かいのコート内には
時が止まったような
ペルージャ選手たち。

動かない、動けない選手。
力が抜けたような体を
なんとか動かし
選手同士の握手をしたら、
そのまま、
ペルージャサポーターのもとへ
移動してゆきました。

そしてエンド側に並ぶ
サポーター軍と
順番にハイタッチ。
一列になり
ハイタッチを終えた選手が、
一人ずつコートに戻り、
最後にアレックス。

その顔・・・
目が・・・真っ赤。

泣いています・・・

コートに戻ってきた彼は、
そのままスッタフに抱きつき、
顔をうずめて
しばらく動きませんでした。

IMG_7883a

(19)へつづく・・・

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