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地球半周バレー観戦の旅110~帰国

2か月ぶりの日本。
出発した1月に比べ
すっかり温かくなり
ダウンコートではちょっと
恥ずかしい装いになっています。

浦島太郎状態ですが、
降り立ってしまえば
いつもの日本、
あっという間に馴染みます。

悲しいかな、
本当に2か月間
旅行していたのかなと
疑ってしまうほど…。
ここにいることが当たり前で
なんだか旅が夢だったような
気分にさえなるのでした。

 

到着したら荷物を受け取り
携帯の電源をON。
すると母から
こんなメールが届いていました。

「ジェットスターから
連絡がありました。
今日の便について
連絡を取りたいそうです。」

この後、4時間のトランジットを経て、
ジェットスターで
福岡へと飛び立つ予定だった私は、
ちょっと嫌な予感を抱きつつ、
早速、ジェットスターへ電話。

すると、、、開口一番
聞かされた言葉…それは、
「この度はご迷惑をおかけしまして
大変申し訳ございませんでした。」
そんなお姉さんの謝罪でした。

え!?
どういうこと??

何も知らない私は
「ご迷惑」に思い当たる節がなく
聞き返します。

すると、焦りながらさらに
謝罪するお姉さん。
続けて、予約便が
欠航になっていることを
告げられたのです。

欠航…
悪天候ならまだしも
ぽかぽか陽気の晴天。
納得できない気持ちの一方で
なぜかこみ上げる笑い。

いい加減だといわれる
海外、ヨーロッパ圏で、
フライトは全て順調だったのに、
定評のある日本で
まさかの欠航とは…
ラッキーなのか
アンラッキーなのか
一体どっちだ(笑)。

日本ということで
言葉も通じるし、
何も問題がないけど、
これが海外で起こっていたら、
どうやって切り抜けたんだろ…
そんな想像をしながら、
不安よりも先に、
ワクワクしている自分がいました。

幸運にも明日の早朝便に
空席が1つあるということで、
なんとか席は確保。

帰宅後、急ぎの用事が
あるわけでもないので、
じゃあ、ちょっと
東京でのんびりしていこう…
そんな余裕な気持ちで受け入れます。

ただ、どこで夜を明かすかだな…

これがLCCじゃなかったら
宿泊のホテルも
手配してくれるのでしょうが、
残念ながらそんなサービスはナシ。

宿を取ろうか…?
いや、でも早朝出発だから
結局バタバタしてしまうなぁ。

ならば、空港に泊まろう!

最後の最後まで
私らしい貧乏旅(笑)。
LCCが普及し、
空港泊ができるようにと、
スペースが設けられていることを
耳にしたことがあったので、
そのスペースを探し出し、
雑魚寝スペースで
夜を明かすことにしたのでした。

 

夜が更け眠ろうと思っても
時差ぼけのせいで
目はパッチリ、頭は冴えまくっています。

今頃ヨーロッパは夕方。
みんな、何してるかな…
友人たちの顔が目に浮かびます。
眠れない長い長い夜。
その間中、考えていました。

今イタリアの友人たちは
何をしているのか…。

ポーランドのお友達は
元気にしているか…
ブラジルの友人たちは、
どんな風に
過ごしているのか…。

時差を認識して初めて
日本へ帰ってきたことを
感じます。

だけど、離れていても
想像できるんです。
きっとこんなことして
楽しんでるだろうな…と。

現地で彼らの生活を
見てきたからこそ、
できる想像。
それがあるから、
距離や時差があっても
存在を近くに感じます。

旅の最後には号泣するな…
と思っていましたが、
これが全く正反対。
こんな風にふっと思い出すだけで
心が温かくなり
笑顔になるんです。

自分のやりたいことをやり切り、
満たされた気持ち。
まさかこんな風に
旅の終わりに感じられるとは…

羽田空港のベンチで、
大好きな歌のこんな歌詞が
頭を巡っていました。

♪心の中にある道しるべ
君だけがたどり着ける場所へ
ひとつつ進んでまたひとつ
もう突き動かされるままに。

道なき道を踏み出せば
新しいキセキ作れるから
誰のためでもない
最後にはきっと笑うさ
Believe in your smile♪

まっさらな地図に
私は自分でルートを作り、
道なき道を進みました。
そしてそれが軌跡となり、
たくさんの奇跡を
見せてもらいました。

旅で立ち寄り、
そこで目にしてきたもの…
それは私だけが、
たどり着け、そして
見ることができた風景。

これが今の私の全てを
注ぎ込んで作られた軌跡。
自信とプライドをもって
そう言える旅でした。

 

明け方4時、
真っ暗な中ターミナルを移動し、
6時に離陸。

20本目のフライトは
西に向かって無事に
飛び立ちました。

・・・・・おしまい・・・・・

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地球半周バレー観戦の旅109~アブダビ乗り継ぎ

なんで最後の最後まで
こんなにバタバタなんだー。

ぐったりしながら
Gターミナルへ向かい
G1ゲートに行くと
そこは普通の搭乗ゲート。
免税のグローバルブルーの
表示なんてありません。

免税の手続きは?
とG1カウンターで尋ねると、
若干面倒くさそうに、
後ろにあると
教えてくれる職員さん。

あ、この近さで聞かれたら
こういう表情されても
仕方ないか…
そんな目と鼻の先に
免税の表示を見つけ
納得するのでした。

そして…
苦節1時間、
なんとか見つけた窓口で
無事に手続きを終わらせ
一件落着。
課題達成!!やったー!

達成感を得られたことで、
旅の終わり、
ヨーロッパを離れる寂しさを
感じる暇もなく搭乗。

なんだか予想していた
旅の終わりとは違うけれど、
こんなもんか…

乗り込んだ機内で
ようやく平静になり、
終わりを意識し始めるのでした。

 

機内では軽食に、映画に、食事…

IMG_2956

終わりを感じつつも、
アブダビまでは、
まだ旅の途中と変わらず
テンション高めで楽しみます。

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アリタリア航空の機内食の
パスタがおいしくて、
より一層、テンションUP。

映画は日本語字幕がなくて
アナ雪を英語版で。
少しは英語が
聞き取れるようになったかな…と
思っていましたが、
やはりネイティブの流れるような英語を
きれいにキャッチすることは
できませんでした。

約6時間のフライトを終え、
アブダビ空港に到着したのは
現地時間19:30分。
すっかり夜です。

IMG_2962

日本への乗り継ぎ便を待つ
ゲート前には
日本人ばかり。
久しぶりにこんなに沢山の日本人、
なんだか新鮮(笑)。

意識しなくても耳に入ってく日本語。
理解できる言葉が飛び交い、
旅の終わりが一気に近づいた感じ。
迫ってくる旅の終わりを
目と耳で感じることで
ようやく受け入れる準備ができました。

 

旅の終わる寂しさ、
日本に帰る喜び、
いろんな感情が渦巻く
複雑な心境…
になるのかと思いきや、
いつも通り、
旅をしてきたように過ごすだけで、
不思議と感情が
沸き起こってきません。

もしかしたら沸き起こる感情を
受け止めたくなくて、
あえて蓋をしてしまっているのか…。

旅の始め早い段階で
散々、旅が終わる寂しさを
想像して泣いてきたのに、
今はそんな切なさは感じず…
それは今だけ
感じないわけではなく、
旅の過程で意識が変わっていたことも
あるのでしょう。

旅の終わりが夢の終わり、
そう認識して始まった
この2か月間の夢の時間が
現実のものになり、
その時間を生きることで、
具体化され、さらなる夢が
リアルな形で描けるようになりました。

だから、今、時期は見えなくても、
先の景色が見えるんです。

しばらくは旅に出られない…
でも、絶対にまた、
このような長い旅に出る。

そう、旅の途中で
決心が固まったのです。

そのためにどのくらい
働いて、
どのタイミングで実現させるのか、
ここからの生活、
新しい仕事をしながら、
検討していかなければ!

悲しさも喜びも
あるのかもしれませんが、
今はそこに意識が向かず、
ただこの時間を過ごすことに
旅を最後まで味わうことに
集中していました。

 

帰国便、最初の機内食では
久しぶりの和食をいただき、
胃袋がお出汁に喜んでいます。

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そして2食目もお粥で…
といきたいところでしたが
売り切れでカルツォーネ。

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お粥はお預け状態となりましたが、
ベリーソースが美味しくて、
これはこれで舌が大喜び。

スムーズにいっても
思い通りにいかなくても、
そこには私に用意された
運命の出会いたち。
だから、どんな事態でも
受け入れることができ、
その経験一つ一つが
愛しく感じてきます。

失敗だって不運だって、
他の誰でもない
私だけの思い出!

とはいえ、この2ヶ月、
大きな問題なく、
全てが上手くいき過ぎて
恵まれていた気も
しないでもないですが…

あまりにも予定通り行き過ぎて
もう少しくらい大きなトラブルが
あってもよかったのになー(笑)、
なんて不謹慎にも思っていたら、
やっぱりイタイ目に!?

3月4日(金)13:00、
無事に成田へと到着…

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…したかに思えましたが、
安心するのはまだ早かった…

実は最後にここで、
思わぬ事態が
待ち構えていたのです。

110へつづく…

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地球半周バレー観戦の旅108~LUBE試合後ローマ空港へ

試合が終わった後は、
友人においしいピザ屋さんに
連れて行ってもらい、
最後の晩餐。

IMG_2948

店内ではサッカーの
インテル対ユヴェントスの試合が
放送されており、
長友選手の活躍を拝見します。

イタリア人の友人も
「長友はいいよね!」
と言っており鼻高々(笑)。
バレーにサッカーにと、
イタリア人の生活には
常にスポーツがあり、
ここでもインテル応援に
燃えていました。

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そんなイタリア人ナイトライフを
楽しんで深夜0時を過ぎ、
お別れのとき…

次の世界選手権、
イタリアであるからね、と言われ、
また苦笑い。
いつもなら、
うん、行くよ!
その時にね!!
と自信満々で応えられるのに、
今回はそうはいきません。

肯定もできず
否定もできず、
何も言えず…
ただ笑ってお別れ。

次の旅の予定のない
旅の終わり、
しかし、まだまだ
旅が続きそうな気がして、
どこか「終わり」という実感が
持てないのが
正直なところでした。

それも無理はありません、
何しろ、ここからも
ちょっとした気がかりな冒険が
待っているのです。

ホテルに戻って身支度をしたら、
午前2時に空港バス乗り場へ。

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最後の冒険は
このイタリアでの深夜バス。
ポーランドとは違って、
ちょっと治安が心配で…

が、バス乗り場には
家族連れや青年2人組、
怪しそうな人影は見えず
空港へと向かうような
大荷物持参でルートにも
間違いがないことが伺えます。

最後は意外と
簡単な冒険だったようで
安心してバスを
待つことができました。

バスも遅延なく
スムーズに到着し、
乗り込みも、
ホテルのお姉さんが
チケットをちゃんと
プリントアウトしてくれたことで、
問題ナシ。

座席番号も
先に乗っていたおじさんが
教えてくれて
迷わずに着席。
車内は充電器もWi-Fiもないけれど、
平和で安心感もある。

これで4時間、
早朝6時にはローマ、
フィウミチーノ空港へと
たどり着けました。

4列シートのバスで
睡眠はしっかりとは取れなかったけど、
ここからはフライトの連続で、
好きなだけ眠れます。

むしろ、そろそろ
日本時間に合わせた方がいいから、
バスで寝なくて正解!?

そんなことを考えながら
空港で最後のチェックインを終え、
18本目のフライト待ち。

あぁ、帰るんだな…

としみじみ旅の終わりを
噛みしめ…

…たいところですが、
実はここで、
最後の大仕事にてんてこ舞い。

というのも、
免税の手続きをして
出国しなければならないのです。
でないと、せっかくのお得を
逃してしまうー!
というわけで最後の最後まで
課題が待ち受けていたのでした。

しかし、これが意外と難題で、
セキュリティチェックをしたら
免税の案内板に従って移動するも
窓口が見つからず、
ターミナルG,H間を無駄に往復。

ようやくターミナルHで
グローバルブルーの窓口を見つけるも
早朝で空いていないという
悲しい事態。

よく見るとターミナルG1へ行くように
案内が記載されていて、
またもターミナルGへ逆戻り…。

なんだよー。
この移動は何だったんだよー。

時間との戦いの中、
だんだん疲れてきて、
もういいか…
と諦めそうになります。

諦め=挫折…

うー、それは嫌だ…
この旅の終わりを
挫折で終わらせたくはない!!

そんなどうでもよい
薄っぺらいプライドに押され、
ターミナル内を
ダッシュするのでした…。

109へつづく…