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2017欧州3ヶ月の旅62~トレントへ

5月2日19:30
フィレンツェ空港で友人のお出迎え。

セリエのファイナルを堪能するために
日本からやってきた友人は
モデナの大ファン。
そう、私たちは
モデナ対ペルージャの対戦を観るために
この旅を計画したのですが…
結果はご存知の通り…
ルーベ対トレント。
どちらの願いも届かなかったのです。

とはいえ、夢見てきた
セリエのファイナル観戦。
もしかすると王者が決まる瞬間を
この目で見られるかもしれないんです。
そう思ったら、テンションUP!

私たちはボローニャで一泊し
翌日ファイナル第2戦目が行われる
トレントへ向かいました。

美しい山々に囲まれたトレントは
穏やかな空気が流れ
雄大な気持ちになれます。
だからか…この町で会う人会う人
皆、穏やかで優しい!
アジア人差別も感じることがないし、
ちょっとしたやりとりも
ぶっきらぼうな感じがない。
きっとストレスが
少ないんだろうな…
そう思わずにはいられません。

イタリアといえば
ミラノにローマにフィレンツェに…
と世界遺産巡りもいいけれど、
でもこういう自然いっぱいの場所で
のんびり過ごすのも絶対おすすめ。
日本とは違った山の風景、
これは田舎者の私でも
感動するほど。

最後の対戦が
トレントっていうのも
ある意味よかったのかも…

時間に追われる
日本での生活が迫っている中
このかけ離れた世界で、
ゆったりとした時間とともに
美味しいパスタを
存分に味わうのでした。

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2017欧州3ヶ月の旅61~フィレンツェ

チャンピオンズリーグが終わり、
満足感と達成感でいっぱいの翌日、
ローマを離れ
フィレンツェとやってきました。

ここにはアウトレットの
ショッピング目的で来たのですが
雰囲気を味わいたいというのも
目的のひとつ。
やっぱりフィレンツェに来たら
ドゥオーモを見ないと
なんとなく落ち着かなくて…(笑)

大好きな
ミケランジェロ広場からの眺めも
やっぱり見に来てしまいました。

今回初めて訪れた
「サンタマリアノヴェッラ薬局」

800年の歴史を誇るこの薬局は
昔ながらの製法を守り通し
製造された商品が
たくさん並んでいて、
まるで博物館のよう。
石鹸に香水に基礎化粧品
ボディケア用品…
赤ちゃん用も男性用もあり、
奥のサロンでは
お茶やチョコレートも
楽しめるようになっていました。

修道院の空気が残る
この独特な雰囲気、
何も買わなくても見て回るだけで
楽しめます。
ほしいものもあったけど、
荷物がいっぱいいっぱいで
断念…。

と、そんな帰りに本屋に寄ったら
こんな本を発見!

イバン・ザイツェフの本!!
イタリア語で書かてれいるので
全く解読できませんでしたが、
中にはカラー写真も
掲載されており、
子供時代のかわいい姿を
見ることができました。

今回、ここフィレンツェでは
今旅ラストなるホステル滞在。
駅から遠く離れて
入口も分かりづらいとこにありましたが、
最高に素晴らしいとこでした。

何がすごいって、
朝食だけでなく
夕方の軽食も付いていること。
ピザにパスタにサンドイッチ、
スイーツにコーヒー、紅茶、
ジュースが
食べ放題飲み放題!

共同バスルームも
カラフルで可愛いし
清潔感も抜群。

部屋の設備も行き届いているし、
チャックアウト後も
荷物の管理場がある。

こういう素敵なホステルではまた
ステキな人との出会いもあるのが
不思議でした。

同室の韓国人の女の子は
余っているからと
ドゥオーモの入場券をくれました。
2000円弱もするものなのに!

チェックインの際
たまたま一緒になった
日本人の青年は
夕食にスープを作ったからと
皆にふるまってくれました。
これがおいしいのなんのって!
イタリア野菜盛沢山で
出汁がよく出てる~。

一緒にお肉を焼いていた
彼と同室の
オーストラリアの青年も
いっぱい焼いちゃったからと
サービスしてくれました。

ひとつのテーブルを囲い
みんなで個々の旅を
話しながらの夕食
あぁ、こういうの憧れだった~!

半年間でヨーロッパ各国を回る
豪青年はフレンドリーで、
いろいろ話をしてくれる。

1週間でイタリアを回る
日本の青年は
英語はそんなにできないのに、
スープをふるまって
ホステル中の人と仲良く話してる。

旅人って不思議…
それぞれのコミュケーションツールを
ちゃんと持っている。

私は…やっぱりバレーが武器!?

3ヶ月の旅の最後、
フィレンツェのこのホステルに
呼ばれたのは
神様からの贈り物だったのかもしれません。

アイルランドで挫折した英語を
楽しく使う機会を与えてもらえたこと。
憧れの旅人同士の
やり取りの機会を与えてもらえたこと。
そしての旅のスタイルに
自信を与えてもらえたこと。

ここにはもう、
英語に引け目を感じる日本人の姿はなく、
代わりに、
英語を使って
楽しくコミュニケーションをとる
旅人がいました。

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2017欧州3ヶ月の旅60~欧州チャンピオンズリーグ・決勝

4月30日
チャンピオンズリーグ決勝
ペルージャ対カザン。

前日の快挙で
これはもしかするといけるんじゃない!?
なんて思ってしまったことが
恥ずかしくなるくらい
決勝のカザン戦は
やられまくりました。

第1セット前半こそ
リードする展開でしたが
それはカザン本来の力が
出せていなかったまで。
以降はいつもの力を発揮し、
あれよあれよという間に
点数を奪われていきました。

第2セットもなんとか
食らいついてはいったのですが、
最終的に力及ばず失セット。

第3セット、
とことんやられ続ける
ペルージャを見ていたら
涙が出てきました。

悲しかったから…ではないんです。
嬉しかったんです。
やられてもやられても
それぞれを庇い合いながら
立ち上がり、
立て直そうとする選手たち。
それを見ていたら
ホントに、いいチームだ…と
心動かされたのです。

思えば開幕当初
よそよそしかった選手たち。
それぞれがそれぞれを伺いながら
プレーをしていたように見えました。
バシッとクイックを決めても
輪に交わらず
サーブ位置に付こうとする
ポドラスチャニンを
来いよ!と呼んでやっと
ひとつになれたり、
遠慮している姿も度々伺えました。

これまで目を合わせることを
ほとんどなかった
イタリアとセルビアのエースも
同じコート上で
気が付けば兄弟のように
喜び合う仲になりました。

そんなシーズンを通し、
今ここで、しっかりと
「チーム」になっている姿に
涙がボロボロ。

それはコート上だけなく
控えの選手たちを見ても。
やられ続けるコート上の選手を
肩を組んで見守る
控えの選手たちの団結した姿、
涙はとめどなく溢れてきました。

試合は0‐3で決着がつき
史上最高につまらなかったと
友人は話していました。
だけど、私にとっては
こんなに泣けてきた
試合は初めて。
この戦いを最後にこの場所で見られて
よかったと思いました。

一時はもう一生、観戦旅行が
出来なくなるんじゃないかと
諦めていた時期もあっただけに、
ここにいることはひとつの奇跡。
ホントに幸運で、ありがたいこと。

内容は決していい闘い、
いいバレーではなかったけれど、
ここで繰り広げられている
今シーズンの長いドラマの結末は
最高にハッピーエンドに
思えたのでした。

多分私は、真のバレーファン、
競技のファンでは
ないんだろうな…
ただただ単純にチームが好きなだけ。
だから、疑問はあれど
ペルージャの選手が
連呼される表彰式には
より一層涙が溢れてきました。

コンバートして
苦しいシーズンを
過ごしたザイツェフは
サーブ賞とベストアウトサイド。
ルーベから移籍して
古巣との勝負に勝てない悔しさを
やっと覆すことができた
ポドラスチャニンは
ベストミドル。
ペルージャ3年目、
いろんな選択肢を
楽しむように
コーディネートしてきたデセッコは
ベストセッター。
そして…
手術を乗り越え、
完全復活したアタナシエビッチは
ベストオポジット。

スポンサーの関係か、
ペルージャ選手が多くないか?(笑)
と感動の最中、
若干突っ込む気持ちもありましたが、
でもいいんです。
これで。

ファイナル、負けても
楽しそうに表彰台に上がる
ペルージャの選手たちは
涙で滲んでいたせいかより一層
輝いて見えました。

大会全行程が終わり、
余韻に浸ろとする客席。
角の席で佇んでいたら
なんと、すぐそこにアタナシエビッチの姿が!

いつの間にーーーーー!?

セレモニー中、
客席をじーっと見ていた彼は
きっとサポーターのもとへ走るつもりで
ルートを確認していたのでしょう(笑)。

柵を乗り越え、
サポーターエリアへと乗り込み
皆と一緒に応援チャンツを大合唱。
大盛り上がりのサポーター陣を
得意げに仕切りながら
何度も何度も歌い上げたのでした。

パフォーマンスの素晴らしさを
楽しむ一方で
こんな風に一丸となって
応援する楽しさもある。
私にとってバレーは
沢山の角度から楽しませてくれる
最高のエンターテイメントです。

沢山の試合を見てきて、
それぞれに楽しみ方があるし、
それぞれに満足感も多種多様。
きっとまだ
味わっていない楽しさが
いーっぱいあるんだろうな…。

そう、バレー観戦の喜びは∞!!

ポーランドリーグに反し
不思議とここでは
終わった悲しみを感じることはなく、
次の新しいシーズンを
楽しみ待つ気持ちの方が勝っていました。

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2017欧州3ヶ月の旅59~欧州チャンピオンズリーグ・ファイナル4

せっかくペルージャが
ホストになっての開催なのだから
お祭り騒ぎを楽しむべく
賑やかしが必要だよね!(笑)

そんなエンターテイメント魂が騒ぎ出し、
私は日本でせっせとこしらえてきた
特製ペルージャユニフォーム風着物で
向かいました。
こういうこともあろうかと
2か月半、持ち歩いてきたのです。
というのは嘘で…
ホントはセリエのファイナルで
着て応援しようと思って
したためていたもの。

日本でのがん疑惑の最中、
何か望みを持たないと
生きていけず
ひと針ひと針
ペルージャの勝利を信じ
縫い続けてきたのです。

がん疑惑が晴れ
旅に出ることができたら
これを着て応援するんだ!と。

もし旅に出られなかったら
その時は病院のベッドで
これを着て勝利を祈ろう…
そんな思いで一心に縫いました。

イタリアなのに和服?
でも、これには私なりに
理由があったんです。

日本を象徴する着物を着て
ペルージャを応援するということ、
それはこのチームが
イタリアから遠く離れた
他国のファンをも魅了する
素晴らしい魅力的な
チームである、ということ。
そういうメッセージを
伝えたかったのでした。

変だと思われるのは重々承知(笑)!
でも、いいんです!
これがやりたかったんです!!
癌かもしれないと言われたとき、
やり残したと思ったことの中の一つに
これがあって
とても後悔していたのです…。

ホテルから着物を着て
ドキドキしながら場内入り。
笑顔で迎えてくれた
セキュリティーのお兄さんに
写真撮らせてと
声をかけてくれる
ペルージャファンの方々。
この奇抜な装いを
イタリア人は喜んでくれました。

そして遂に始まった
ペルージャ対ルーベ。
この私の一針一針の思いが
奇跡を起こし・・・
ってそれは自己満足か(笑)。
でも、この大勢のペルージャサポーターが
声援を送る中、
ホントにありえない結果を導いてしまったのです。

今シーズン、全く太刀打ちできなかった
あの優等生軍団ルーベに
3‐1で勝利!!

確かにミスが多く、
ルーベらしさがなかったのはあります。
怖い怖いあのソコロフが
まったく機能しなかったのは
本当に助かりました。
だから、ペルージャが掴んだ!
というよりは
勝たせてもらったというのが
正直なところ。
それでもこの勝利は
ホントに嬉しいものでした。

サポーター席も大盛り上がり!
みんなみんな嬉しそう!!

セリエではファイナルに進めず
もうペルージャが
ファイナルの舞台に立つことは
不可能だと諦めていたけど
でも、こんな幸運が巡ってきたー!

旅の終盤、
最後に神様は
スペシャルなドラマを
用意してくれていたのでした。

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2017欧州3ヶ月の旅58~ペルージャ

スクラのファイナル観戦の裏で
勝利を信じていたペルージャ。
ですが、願いは叶わず、
ファイナル進出には
届きませんでした。
ラスト5戦目まで粘ったのに…

しかし、今季のペルージャには
もう一つ
チャンスが残されているのです。

そう、欧州チャンピオンズリーグ!

ファイナル4開催地として
名乗りを上げたペルージャは
ローマを舞台に
闘うことが早々に決定。

それが発表されてからは
セリエファイナルと共に
絶対に観戦したい!という望みが生まれ、
サポーターの友達に
チケットを依頼していました。

そのチケットが今日
ペルージャの体育館で
引き渡されるとのことで
チビタノーバ観戦の翌日
やってきたのです。

引き換え時間には間があるので
ちょっと中心街までぶらり。

この旅で初のペルージャ、
この景色も1年ぶりです。
ただいま!

いつもなら旅行期間中
何度かここペルージャにやってくるのに…
スクラに気持ちが傾いてしまった今年、
すっかり遠のいてしまって…
何だか少し
申し訳ない思いでした。

チケットを引き換えに行くと
体育館ではペルージャの選手たちが
練習をしていました。
和気あいあいと楽しそうな雰囲気。

チームが仲良さそうに見えて
いい傾向にあるように思う反面、
もっと緊張感のある空気じゃないと
駄目なんじゃないかという思いも。
これから挑む
CLファイナル4が
少し心配になるのでした。

でも…
準決勝、ペルージャの相手はルーベ。
これだけ調子のよいルーベに勝つのは
やっぱり難しいでしょう。

友人との間では
遂にカザンが破れ
ルーベがタイトルを獲るんじゃないかと
共に期待を寄せているんです。

ペルージャが好きだけど
現実は厳しいかな…

ローマの会場では
勝ち負けにこだわらず
ホームの盛り上がりを楽しむ!
と、ファンなのに
最初から勝負を放棄(笑)。

そう、まさか予想外の結末が
訪れるなんて
夢にも思っていなかったのです。